東京100景・TOKYO 100

都立の庭園のご案内

旧古河庭園

洋館とバラの庭園

東京都北区西ヶ原1-27-39

石造りの洋館

洋風庭園

燈籠のいろいろ

茶 室

花ごよみ

交 通 ・JR京浜東北線上中里駅から徒歩7分
    ・JR山手線駒込駅から徒歩12分
    ・地下鉄南北線西ヶ原駅から徒歩7分
    ・駐車場なし
休園日  12月29日〜翌年1月1日
入園料  150円・65歳以上 70円
 (小学生以下と都内在住の中学生は無料)
問合せ先 庭園については旧古川管理所
03-3910-0394
     建物見学・茶室については
    (財)大谷美術館 03-3910-8440
旧古河庭園

 この庭園の敷地は、もとは明治の元勳陸奥宗光の別宅でした。その後古河家が譲り受け、
三代目当主の古河虎之助が大正三年頃に従来の敷地は本宅用地とし、新たに隣接地を買収
して、庭園としたのが始まりです。
 時を経て、国に所有権が移り、地元の要望などを取り入れて東京都が整備したのち昭和
三十一年四月から公開しました。
 この庭園の特徴は、武蔵野台地の南斜面という地形を活かし、この高台にゴシック様式
の洋館を配しそのまわりと全面の斜面は明るい洋風庭園とし、連続する低地には池泉を中
心とした和風庭園をつくり、これらを一体としたことにあります。
 設計にあたっては、鹿鳴館や、ニコライ聖堂などを手掛けた英国人ジョサイア・コンドル
(1852〜1920)が洋館並びに洋風庭園を受け持ちました。
 また、和風庭園は、京都の平安神宮や無隣庵を作庭したことで知られる京都の著名な庭師、
植治こと小川治兵衛(1860〜1933)の手によるもので、地形を活かした日本の伝統
的な庭園を見事に造りあげています。
 当庭園は、大正期の原型を留める貴重なもので、昭和五十七年八月四日に東京都文化財と
して指定され今日に至っていましたが、近代の庭園の中でも極めて良好に保存され、和洋の
見事な調和を実現している秀逸で代表的な庭園として、平成十八年一月二十六日、国の名勝
に指定されました。

裏門・(元表門・染井門)
裏門・(元表門・染井門)
兜 門
書 庫
大 滝

 この滝は、本郷大地と低地の斜面を巧みに
利用した、小川治兵衛の最も力を入れた場所
の一つであり、滝壺まで20m落ちる景観は
氏の作風の中でも珍しく丘陵幽玄の境地を如
何なく発揮している。

枯 滝 (かれたき)

 この滝は、水を流さずにゴロタ石等の小石で
水流を青石等の大石を立てて組んで水の落ちる
様子を、枯山水風に表現している。
 男性的な大滝に比べ、枯滝は女性的な雰囲気
がある

崩石積 (くずれいしづみ)

 石を垂直に積む方法は数あるが、これは、
京都で発達した伝統的な工法である。
 石と石が噛み合って崩れそうで崩れない
姿が美しいとされる。
 当庭園においても小川治兵衛の力作とな
っている。

黒ボク石積

 富士山の溶岩で多孔質で軽く加工もしやすい。
山の雰囲気がでるため、主に関東で石組みとし
て用いられる事が多いが、石垣状のものは珍し
い。

心字池

 「心」の字に似せて、鞍馬平石や伊予
青石などで造られた池。池を眺める要と
なる「船着石」があり、正面には「荒磯」、
雪見灯籠、枯滝、石組み、そして背後に
は築山がみられます。

心字池と雪見灯籠
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