東京散歩・東京散策
都選定歴史的建造物
57 新宿区立 林芙美子記念館

所在地    新宿区中井  二丁目 20番1号

建 物    建設年 昭和 16 (1941)
設計者    設計者 山口 文象

構造・規模  木造  1階

最寄駅    ・西武新宿線 中井駅 
       ・都営大江戸線 中井駅

概 要     作家・林芙美子が、住んでいた家。芙美子の生活棟と画家であった夫の緑敏
        のアトリエ棟の2棟で構成されている。      

 この建物は「放浪記」「浮雲」などの代表作で知られる作家・林芙美子が、昭和16年(1941)
8月から昭和26年(1951)6月28日にその生涯を閉じるまですんでいた家です。
 大正11年(1922)に上京して以来、多くの苦労をしてきた芙美子は、昭和5年(1930)に
落合の地に移り住み、昭和14年(1939)12月にはこの土地を購入し、新居を建設しはじめまし
た。
 新居建設当時、建坪の制限があったため、芙美子名義の生活棟と、画家であった夫・緑敏を名義の仕
事場の棟をそれぞれ建て、その後すぐにつなぎ合わせました。
 芙美子は新居の建築のため、建築について勉強をし、設計者や大工をつれて京都の民家を見学に行っ
たり、材木を見に行くなど、その思い入れは格別でした。このため、山口文象設計によるこの家は、数
寄屋造りのこまやかさが感じられる京風の特色と、芙美子らしい民家風のおおらかさをあわせもち、落
ち着きのある住まいになっています。芙美子は客間よりも茶の間や厠や台所に十二分に金をかけるよう
に考え、そのこだわりはこの家のあちこちに見ることができます。
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